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Stigma - in the public_enemy -

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[映画] 空飛ぶタイヤ

  • CATEGORY会社
  • PUBLISHED ON2018/ 07/ 22/ 09:00
  • COMMENT2
あらすじ:
 トラックの脱輪事故で主婦が亡くなり、整備不良を
 疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、
 警察の執拗な追及を受ける。赤松はトラックの欠陥に気付き
 製造元のホープ自動車に再調査を要求するが、調査は進展せず
 自ら調査を開始。やがて大企業のリコール隠しを知った赤松は、
 会社や家族を守るため、そして自身の正義のため、
 巨大企業に立ち向かっていく。
 シネマトゥデイより。

原作はドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの
原作者として知られる池井戸潤の小説『空飛ぶタイヤ』。

監督は映画『超高速!参勤交代』シリーズなどの本木克英監督。
主人公は映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』などの長瀬智也。

2002年に発生した三菱自動車製大型トラックの
脱輪による死傷事故、三菱自動車によるリコール隠し事件などを
下敷きとしている物語で、トラックの脱輪事故で整備不良を疑われた
運送会社社長が自社の無実を証明すべく、製造元の自動車会社が
ひた隠す不正を暴く闘いに挑む。

映画になっていて脚色されているとはいえ、胸の痛む物語。
最後の最後まで緊張感があり、赤松運送がどうなってしまうのか
心配で仕方なかったし、財閥会社から「運送会社側の整備不良」と言われ
なくなく従った多くの運送会社の事を思うと胸が痛くなった。

映画を観るとわかるのだけれど、本当に町の運送会社は
日々の仕事をいっぱいいっぱいで対応しているし、事故などを起こしたら
容赦なくお客様から切られて、経営に行き詰まる状況になりえる。
刻々と倒産に追い込まれていく赤松運送を見るに
中小企業の苦しさを感じる。

その中でも諦めずに事故調査を続けた赤松運送の社長。
そして彼らをサポートする会社のメンバー。他の運送会社の人達。
本当に並大抵の苦労ではない状況だった。精神的に落ちていく
社長の姿を見るのは辛かったし、被害者の家族の罵りに
ひたすら耐えなくてはいけなかった姿も痛々しい。
長瀬さんの演技、とても良かったです。

財閥側の自動車会社も闇を抱えている様子が徐々に浮き彫りに。
最初の沢田さんの対応からして、大企業の対応だと思わざるを得ない。
大企業からしたら、中小企業は強引にでもつぶせる存在であるし
小さなものだと歯牙にも掛けない事ができる。

中小企業を舐めるなよ、という赤松運送の社長の言葉が心に残る。
その反面、大企業を舐めるなよ、とひとりごちる沢田さんの行動もまた
印象に残った。数少ないメンバーによる、具体的な社内告発が
無ければ、この事件は大きく取り扱われる事はなかった。
彼らの功労も称えられるべきだと思う。

社内告発もかなりリスキーな行動だったと思うけれど
そのメンバーの一人は「僕はここの自動車が好きだから」、
だからこそ、行われている事の卑劣さに耐え切れず、
社内告発に加担するのだと。本当の愛社精神とはどういうものか
自動車会社のトップ層の考え方の差異を観るのも面白かった。
社内告発メンバーへの仕打ちも酷かったな…。
それが大企業の闇だといえばそれまで。

それぞれの登場人物が思う気持ちに寄り添ってしまうので
本当に精神的につらい映画だったけれど、映像がしてくれて
良かったと思える作品だと思う。

サザンオールスターズが歌う『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』が
主題歌なのですが、これもまた沁みる曲になっていました。
後で、Amazonで買おうと思います。

製造業の端くれにいる自分が、人の生き死に関わる分野で
何ができるのかを再度考えて、前に進まなくてはならないと思いました。
製造業にいる人なら、一度見ていい映画ではないでしょうか。
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2 Comments

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2018/07/22 (Sun) 12:58 | EDIT | REPLY |   

八雲 影  

Re: タイトルなし

おはようございます。

具体的な社名が入っていたのでコメントを公開できないのですが
コメント、ありがとうございます。

ITも似たような環境だと思いますよ。
新しい技術を取り入れるのは本当に大変です。
昔の方法の方が安定して良いサービスを提供できる事もあります。
昔と違って、自分達だけでできる事が減って、海外のチームと一緒に作業する必要があります。
彼らは現場の人達ではないので、我々の問題について、彼らの起こした不具合に対して
大抵はその重要性を理解できません。上はそんな状態でも新しい技術が商品を
良くすると信じて、導入する事を止めません。その判断に理不尽を感じ
自分達だけでできればと悔しく思った事は数知れません。
これも泥作業の一つかと。

私も賛成です。
色んな現場があり、それぞれの現場の泥だらけの足元も含めて
いい製品を作っていく事が我々の仕事だと思います。

今日も頑張ります!

2018/07/23 (Mon) 07:27 | EDIT | REPLY |   

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