女性エンジニア(SE兼PG)が、徒然にその日の事象を書き連ねる密やかなBLOG。
[映画] ハンニバル・ライジング
あらすじ:
 1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、
 ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋で
 ひっそりと暮らしていた。

 そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、
 山小屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。

 終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、
 そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成功。
 長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、
 美しい日本女性レディ・ムラサキだった。

池袋シネマ・サンシャインで大学の友人達と観に行きました。

ハンニバル・レクターと言えば、『羊たちの沈黙』等、
作家トマス・ハリスの複数の作品に登場する架空の人物。
精神科医にして連続猟奇殺人犯。殺害した人間の臓器を食べる
異常な行為から「人食いハンニバル」と呼ばれています。
その彼の幼少期と青年期を埋める物語が本作になります。

物語は旧作での妹ミーシャの話を埋めるような展開で進みます。
とても分かりやすい展開で、すんなりと受け入れられる内容です。
観る前までは「日本」をどのように話の展開に入れるのかと
不安になっていたものですが、間違った日本像ではなく
ちゃんと文化を知った上で使っているので安心して観れました。
それにレディ・ムラサキも中々の良い女っぷりに
ハンニバルじゃなくてもドキドキします(笑

主人公演じるギャスパー・ウリエルの邪悪な笑みが
その猟奇的殺人に花を添えて、震えるぐらいにカッコいい。
猟奇的殺人すらも美しいの一言。森の中の殺人は、
大学の友人も言っていたけれどもゾクゾクする位に美しかった。
綿密に練られた物語を見ていると、いつの間にか自分も
レクターと同化しているのに気付いて、ハッとします。

これは犯罪を冗長するような映画ではありませんよ。
生と死を考えさせられる映画です。生きる為には
食べなくてはいけない。人間の生き残ろうとする本能が
極限に達せば…そこには倫理もモラルも無くなるのです。
じゃあ…ソレを越したら何が残るのだろうか?

レクター博士好きならば観て損はない映画だと思いました。

隣に座っていたおばちゃんが猟奇的シーンとか妹の話とかで
度々「そうよね〜」とか「えぇっ」とか呟くのがとても面白かった。
何で声を出すのか…その原因を探るのに頭を使いそうになってしまう。
それと後ろに座っていた女子高生は、目を隠しながら観ていたらしい。
終わった後「観ないようにしてたんだけど、音はするじゃん?」と
言っているのが、妙に微笑ましかった。ソレが分かってて
観に来たんじゃないのかな〜、とかとか(笑

2007-05-06 Sun 19:38
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